『職業占い師』実際にアリ?占い師兼講師が語る、今の占い師のリアル

占い全般
『職業占い師』実際にアリ?占い師兼講師が語る、今の占い師のリアル

少し謎めいている占い師という職業の実態。そもそも自分は占い師に向いているのか、素質はあるのかなど、占い師になりたい気持ちがあっても疑問がたくさん浮かぶはず。そんな職業占い師について、今回も清水さんに教えてもらいましょう。

執筆占い師、清水真咲さん

占いの仕事は一兆円産業へ

占い師になりたい!という人が急増中、のなぜ??ここ数年、「占い師になりたい!」といわれる方が急増しているようです。テレビでも「占い師の養成スクールが流行っている」「副業で占い師を目指す人が増えている」とオンエアされるほどです。

占いの仕事は一兆円産業へ

占いは「人類最古の仕事のひとつ」と言われていますが、それは人類が存在する限り、人生においての“悩み”は尽きないからでしょう。よく人生は「航海」に例えられますが、「占い」はその行く先を示す「羅針盤」のような役割を果たしてくれるものなのかもしれません。

占い師の働き方が大きく変わった

人類は長きにわたり自分たちの生活に占いを取り入れてきました。占いが好きな人はもちろんですが、占いに興味がない方、占いが嫌いな方でさえ、占いが世の中に広く知れ渡っている仕事であることはご存知のはずです。そんな占いの仕事のやり方が21世紀になってから大きく様変わりをしてきました。それはインターネットの普及が大きく関係しています。

占い師急増!3つの理由

占い師急増!3つの理由

近年「占い師」になりたい人が急増している大きな理由は、以下の3つだと考えられます。

①副業に適している
②リモートワークが可能
③年齢を重ねても働ける

占いの仕事がインターネットを通じて在宅ででき、フリーランス(個人事業主)の立場で“今の時代”に応じた働き方ができることが魅力なのだと思います。

占いの市場性をみてみると、国内では一兆円産業と言われています。よく類似業種と見られがちな「心理カウンセリング」の市場は約350億円程度で、「エステ」市場が3587億円、「メイク」市場が1209億円※と言われています。悩みに寄り添う占いの仕事が、いかに世の中に必要とされているかが分かると思います。 ※三菱UFJ&コンサルティング調べ

占い師の働き方が今の時代に合ったものであること、また世の中が必要としているサービスであることがお分かりいただけたでしょうか。そして、さらに占い師を希望される方が多いのは“占い師のなり方”にも変化が起きているからです。

オンラインで占い習得が可能に

占い師になるのに資格は特に必要はありませんが、私達占い師は人の人生をみたり、人の心の内をみたりする「専門職」です。かつては占い師となるためには、占いの師匠について学び、師匠から弟子へ“鑑定術”を伝承してきました。一人前の占い師になるのには最低10年はかかると言われた時代もありましたが、現代ではインターネットの発達で占いの習得の仕方自体が変わりました。

今はオンラインでの占い講座や動画などの通信教材の種類が増えてきました。その分鑑定の経験値も積みやすくなっているので、以前よりも早く占いを習得することが可能です。実鑑定を行いながら占い師としての腕を上げていくことができる環境がそろっているので、占い師を目指し、きちんと学べば早い段階でプロの占い師としてデビューを目指せるでしょう。

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リスクの少ない、占いビジネス

リスクの少ない、占い師ビジネス

基本的に占い師は「フリーランス(個人事業主)」の立場で働くことが多い仕事です。本業はサラリーマン、OLという立場で働いている方でも副業の占いの仕事での立場はフリーランスということになるかと思います。フリーランスなので働く時間も働く場所も自分で決めることが可能です。環境的にも精神的にも自由度の高い仕事です。

何か他の事業主として仕事をする場合を比較してみましょう。例えば、「ネイルサロン」「カフェ」などを起業したとして一般的には開業するための初期費用、そして毎月の家賃や仕入れなどの固定費や経費がかかります。占いは開業するための資金や毎月の経費はほとんどかからないと言ってもいいかもしれません。ましてや占いの仕事は鑑定の売上よりもそれ以上に何か経費がかかって赤字になることもない仕事なので、非常にリスクが少ないビジネスです。

「何かフリーランスで仕事したい」「独立起業したい」…でも「開業資金や自己資金がない」そんな方でもスタートしやすいのが占い師の仕事です。

未経験でもプロの占い師へ

私の主宰しているプロの占い師養成講座では、40代後半~50代前半の方の受講が多く、大半の方は占いを受けたことがあるが、占いをやるのは未経験の方たちです。占いを受ける方も女性が多いですが、占い師を目指される方も女性が多いです。

講座を受講されて3ヶ月~6ヶ月で、電話やチャットを使ったプロの占い師としてデビュー、最初は副業からスタートしてやがて本業にしていき、プロとして大きく飛躍している方をたくさん輩出しています。

特に女性にぴったり“職業占い師”

私自身はシングルマザーでしたので、かつては経済的自立が仕事選びの最優先事項でした。「苦しくても辛くても我慢しなければいけない。」そう思っていましたし、「好きな仕事がなにか?」「自分に向いている仕事は?」など考えないようにして、自分を押し殺しながら20代、30代を過ごす中で人生に行き詰まり、最終的に40代で占い師になりました。

子育てが一段落された主婦の方や普段は親の介護があり、なかなかお勤めに出ることが難しい方、女性は未婚であれ、既婚であれ、なかなか自分だけに「時間」や「お金」を使えない時期に直面することが多いように思います。そんな方たちが占い師を目指してプロとなり、人様の人生に貢献しながら、自分自身の自由を取り戻す生き方にシフトし、いきいきとした人生を歩まれていく姿を多く見てきました。

自身の“黒歴史”が人に役立つことも

自身の“黒歴史”が人に役立つことも

私は占い師になって大きく実感することがあります。人生のこれまでを「オセロ」に例えると…情けない、消し去りたいと思うような失敗続きの「黒」ばっかりの人生が占い師になると「黒」だったものが人生の糧、財産、智慧の「白」へ変わったと。占い師になり色んな豊かさを手に入れることができるようになりました。今では自分自身の人生の充実度、満足度を得られたと実感しています。

占いの仕事は相談者様の悩みや迷いの解決に繋がるきっかけづくり、鑑定を通じて相談者様の心が晴れやかに前向きになっていただくことが私の役割だと思っています。また、“占いを教える仕事”は学ばれる方の秘めたる能力を引き出し、可能性を育てる仕事だと思っています。もちろんどちらもやりがいがあります。

私は占い師に向いている??

ところで占い師という仕事に興味がある方が一番気になるのはおそらく「私は占い師に向いているかどうか?」ではないでしょうか?「占い」(なかでも卜占)の考え方の中に「偶然はなく、すべての事象は必然である」というものがあります。

あなたが占い師の仕事に少しでも興味が湧いている、占い師もアリかな?など、チラッとでも頭によぎったのならばそれだけで、私は「6割方、占い師に向いている」「ポテンシャルありと思ったほうがいい」と答えるでしょう。

占い師に向いている?向いていない?

全く占い師に向いていない、可能性が0%なら、まず「自分が占い師になる」ということさえ頭に浮かばないように思うのです。占い師に興味がある方はすでに向いていると感じます。そして、その上でもっと自分自身を役立たせて、人様の幸せに貢献したい!と思うのであれば、占い師にかなり向いていると私は思います。

占い師になって「自分はこう変わりたい!」「人生でこういうものを得たい!」と、自分の願望に素直になれる方は、100%占い師に向いていると思います。占い師は他者貢献に関わる仕事だからこそ、自分自身も健全で豊かで幸せでいることが重要です。自己犠牲の貢献では続きません。自己実現と自己成長を遂げながら、他者貢献をしていくことが大事だと私は思います。

占い師に向かないタイプ

占い師に向いていない人

逆に占い師に向いていない人はどういう人かというと、やはり成長や進化、よりよく変わることへの願いが仕事の本質の根底にありますので、他人に対しても自分に対しても無関心な人でしょう。

また、「こうであらねばならない」「正しいか正しくないか」などで判断、ジャッジをしてしまう、他人や自分の欠点ばかりが目についてしまうなど“消去法”で考えてしまいがちな方は考え方の癖の修正が必要です。「ちゃんと自分と向き合えない人」「自分を客観視できない人」は占い師に向いていないのではと思います。要は素直じゃない人です。

根本的には自分をゆるしていること、自分自身を幸せにしていること、自分を認めていることが大事になってきます。

占い師になるために、素質は必要?

素質は必要か?となると、正直なところ「素質」が高い人の方がでしょう。素質とは、人がなぜか集まってくる、人に好かれる、憎めないタイプなどの要素です。なぜなら占い師は「あの先生に観てもらいたい」「この先生の相談してみよう」と、お客様から選ばれ依頼をいただく仕事だからです。つまり人気商売なんですね。

自己演出・セルフプロデュースを

何かしら人様に興味を持たれたり、魅力的に感じてもらったりすることが大事です。ただ、「私あまり人に好かれやすいタイプじゃないかも?」と、素質がないと思う必要はありません。占いの価値を提供するために必要なことがあります。

自己演出・セルフプロデュースを

それは、基本的な礼儀、態度、伝え方や表現力、ビジュアル面などのセルフプロデュース、ブランディングです。外見や雰囲気などを自己演出、自分自身をプロデュースして自分を魅力的にアピールすることで、中身も不思議と伴って魅力的になっていくものです。例えば、無名だったタレントさんや女優さんがメディアへの露出が増えるとどんどん洗練されて美しくなるのと同じです。

素質のあるなしに関わらず、占い師になるための勉強、占術はもちろん職業人として学ぶことが必須です。なにより「占い師になりたい!」その強い思いを源とする向上心や行動が「素質」に勝ると思います。

占い師に必要な「3つの習得」

占い師になるためには以下の3つを習得する必要があります。

①占術の習得

占いの技法をなにかしら最低1つ習得する必要があります。後ほど多様な占術の種類をご紹介します。

②サービス業として基本的なスキルを習得

占い師は心や目に見えない領域を扱う個別対応のサービス業です。またエンタメの要素もある、指名制のお仕事です。お客様に「占いをうけてよかった!!」「この先生にみてもらってよかった!!」と思ってもらえるような対応力を身につけましょう。

③健全でクリアな状態を習得

占いはエネルギーワークでもあるので、占い師自身が健全な状態で安定していることも重要です。オーラやチャクラを整え、心身ともにクリアな状態でないと鑑定の質も不安定になります。鑑定の道具や空間などの浄化も必要です。

占い師は仕事柄「金運」を占う場合も多いので「お金」に対するブロックをクリアにしておくほうがいいでしょう。お金のマインドセットも占い師として成功するには必要でしょう。

主な占術の種類

占術の種類

世の中にはたくさんの占術があります。一般的に占術を大きく分けると3分類されます。

  • 命占(めいせん)
  • 卜占(ぼくせん)
  • 相占(そうせん)

命占(めいせん)

生年月日・時間・場所など、生まれた時に定められた不変的な情報を使い、運命・宿命を占います。性格、性質、才能、運命、宿命、使命など、その人が「持って生まれたもの」を占うのに適しています。

  • 西洋占星術
  • 四柱推命
  • 数秘術
  • 九星気学
  • 六星占星術
  • 宿曜
  • 動物占い
  • 算命術
  • 血液型占い

卜占(ぼくせん)

すべての事象は必然である、偶然のなかの必然という考えのもと(シンクロニシティ)占うのが卜術の特徴です。3000年ほど前から存在すると言われ、潜在意識と繋がっているものが表に現れます。気持ちや直近の流れ、行動の吉凶、結果、選択肢、未来の可能性など、「変化していくもの」を占うのに適しています。

  • タロット
  • ルーン
  • サイコロ
  • おみくじ
  • 花占い

相占(そうせん)

ものの相(かたち)による占いが相占です。生活に密着していて取り入れやすく「変えることで開運していく」「開運」の手法として活用されます。東洋系、西洋系と分類ができます。歴史も占術によっても異なります。

  • 手相
  • 人相
  • 家相
  • 風水
  • 姓名判断

占い師は占術と以下のことを組み合わせて鑑定を行う場合もあります。

「霊視」「霊感」「透視」「チャネリング」「思念伝達」「縁切り」「縁結び」「除霊」「波動調整」「ダウジング」「未来予知」「前世」や「来世」の情報、「潜在意識の書き換え」各種「ヒーリング」などです。

ビジネスとして考えた場合、働き方、お客様の鑑定単価、リピートの高さ、AIにとって変わられにくい占術など総合的な判断も必要となってきます。「タロット」などの卜術や「チャネリング」などの「潜在意識」を活用したものやインターネット鑑定に向いている占術などは習得することはビジネスの視点から必須でしょう。

できる占術は多い方がいい?

できる占術はキャリアを積むうえで複数あるほうがいいですが、まずは最初の一つ目の占術をしっかり身につけ、きちんと仕事として取り組んだほうがいいでしょう。実際に占いの仕事を行えば、お客様のニーズや自分自身の中で「もっとこの部分を強くしたい!」と感じることが出てきます。

できる占術は多い方がいい?

総合的な判断で一つ目の占術を選び、習得して、仕事をスタート。二つ目、三つ目の占術を習得するのは後でよいのではと私は思います。結局あれこれ一度に習得するのは自分の強みを発見できず、どれも中途半端になる恐れがありますので私は個人的におすすめしていません。

占い師の仕事は「アリ」です!

私は同業の占い師仲間が多いのですが、実は集まるとほとんど仕事の愚痴が話題に出ることがありません。逆に占い師仲間が集まると占い師同士で「ホント占い師になってよかったよね~。」と言い合うことが私の場合は多いです。これは意外と知られていないことかもしれません。おそらく働き方の自由さ、やりがいや満足度、報われ度の高い仕事だからだと思います。これからの時代、何か仕事を探している方に「占い師の仕事はアリか?」と聞かれたら、私は迷いなく「アリです!」と答えます。

占い師の仕事は「アリ」です!