アスペクトが分かれば占星術が分かる!意味や種類を解説

月間星占い, 占い全般
アスペクトが分かれば占星術が分かる!意味や種類を解説

占星術で必要なホロスコープ(天体の配置図)には、「アスペクト(座相)」というものが出てきます。多種多様なアスペクトがありますが、今回はよく使われるものを名称とともにご紹介します。アスペクトの意味を知ることで「月間星占い」も、よりイメージしやすくなりますよ!

執筆占い師:鳥乃木色さん
10代に占星術と出会って価値観が一変。学べば学ぶほど広く深い占星術の世界に魅了され、気が付けばプロの占星術師へ。他にはテディベア作家という一面も。自称“マイペース占星術師”です。

アスペクトで“星の力”を読み取る

小学校の理科の授業などで習われた方も多いと思いますが、地球を中心に太陽と月が真向かいになると、満月になりますよね。このことを占星術的に言い換えると、「太陽と月がオポジション(180度)のアスペクトをとっている。」と言えます。

「太陽と月がオポジション(180度)のアスペクトをとっている。」

アスペクトとは、地球を中心に据えた時に散らばる、天体同士の位置関係(角度)のことを示しています。アスペクトの意味が分かれば、どのように“星の力”が流れているのか、理解を深める手助けとなるのです。

【メジャーアスペクト】

ホロスコープを見る際に、より優先順位の高い角度が「メジャーアスペクト」です。

コンジャンクション・合(0度)

天体が同じ場所にある場合を指すことを「コンジャンクション」と呼びます。天体同士の意味合いで吉凶が変わります。互いの天体の意味合いがより強調され、パワフルな関係です。

コンジャンクション・合(0度)

2020年の12月22日付近、木星と土星が近い位置に見える時期がありました。土星と木星は約20年に一度、コンジャンクションの位置となります。

この時は水瓶のサインで起こりました。サインの持つ意味に対して木星が繁栄させていくのですが、同時に土星が制限をかけていきます。この場合、水瓶座の持つオリジナリティや物事をフラットに、そしてクリアに見る性質などが着実に洗練されていくことになります。

セクスタイル・六分(60度)

「セクスタイル」は天体同士が60度の関係にあります。サインでいうと一つ置きのポジションとなります。(牡羊座に対してなら双子座、水瓶座)穏やかに互いが協調できる関係です。

セクスタイル・六分(60度)

現在(2021年7月某日)太陽と天王星がセクスタイルになっているので例にしてみましょう。太陽は蟹のサインに、天王星は牡牛のサインにいます。太陽は感情や、帰属意識に意識を向けます。それを天王星が所有や感覚への変革を伴い、助長します。家族のために環境をカスタマイズしていくなどと現れると考えれば分かりやすいかもしれません。

スクエア・矩(90度)

天体が90度の関係が「スクエア」です。サインでいうと、二つ置きのポジションになります。(牡羊座に対してなら山羊座、蟹座)方向性の違うものが同じくらいのエネルギーで引っ張り合うため、葛藤が生まれます。乗り越えると大きな成果も期待できる角度です。

スクエア・矩(90度)

こちらも、2021年7月某日に形成されている天王星と土星のスクエアを例にしてみます。牡牛のサインにいる天王星は物質的な革新を望みますが、水瓶のサインにいる土星はもっと発想やオリジナリティの洗練を促し、双方のベクトルが噛み合わない状態です。素晴らしい技術を日々更新している職人と、発注するための仕様書を作る側のアイデアとの折り合いがつかず、技術をどこまで盛り込むのか、アイデアをどこまで盛り込むのか、しのぎを削ってやり取りしている、そのようなイメージです。

トライン・三分(120度)

「トライン」は天体が120度の関係です。サインでいうと三つ置きのポジションになります。(牡羊座に対してなら獅子座、射手座)天体同士がよりスムーズに協調しあう関係で、お互いの星の良さが出て安定感があります。動きがなくなってしまうために怠惰になりがちな側面も。

トライン・三分(120度)

今度は、2021年7月某日に火星と月がトラインとなるのでそこを解説してみます。火星は獅子のサインに、月は牡羊のサインにいます。火星は自分自身を信じ創造性を発揮することに情熱を燃やしているとしたら、月はインスピレーションを受けて乗ってくるのです。火星のやりたい事に対して、月の気分がぴったりと合うので葛藤がなく、やる気に溢れる状態となります。

オポジション・衝(180度)

天体が180度の関係。サインだと真向かいに位置するのが「オポジション」です。(牡羊座に対してなら天秤座)天体同士が正面からぶつかり合う関係でとても緊張感があります。0度の次位にパワフルです。正反対ながらも互いに、また90度よりも安定感のある配置です。

現在(2021年7月某日)火星と土星がオポジションになっています。火星は獅子のサイン、土星は水瓶のサインに。火星は自信を示す獅子のサインで情熱を燃やしています。しかし、反対側の水瓶サインの土星はもっと全体的に考えるべき、と正面からこの火星を制する事になります。このアスペクトをもって生まれた人の場合、自己表現や創造性にとても情熱的でありながら、全体から見た時にどう見えるか冷静に考えたり、同時に苦手意識を持っていたりするかもしれません。

気になる!
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【マイナーアスペクト】

マイナーアスペクトはメジャーアスペクトに比べると注目度は低めです。マイナーアスペクトも色々なものがありますが、今回は複合アスペクトになった時によく注目される、クインカンクスのみを取り上げます。

クインカンクス・転(150度)

天体が150度の関係です。サインでいうと四つ置きのポジションになるのが「クインカンクス」です。(牡羊座に対してなら乙女座、蠍座)全く傾向の違うサイン同士です。スクエアの90度とは違い、葛藤や摩擦は起きませんがどうにも分かり合えない感触が残ります。

クインカンクス・転(150度)

こちらも2021年7月某日を例にとって説明します。太陽と土星が150度となります。蟹サインの太陽は帰属意識が高く、自分の属する集団に意識が向いていますが、水瓶サインの土星は、社会、世界全体レベルで物を考え規制してきます。家族の晩御飯の献立を考えている人にグローバルな視点で物を考えている人の話はかみ合うでしょうか?次元が違うので並べることはできない、そんな風に捉えることができます。

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【複合アスペクト】

メジャーアスペクト、マイナーアスペクトが合わさってできる、よりパワフルなアスペクトが「複合アスペクト」です。アスペクトの中でも応用版になるので、イメージが限定されないように例は出していません。

グランドコンジャンクション(ステリウム)

グランドコンジャンクション(ステリウム)

「グランドコンジャンクション」は3つ以上の天体が0度のアスペクトを形成します。より、そのサインとハウスの傾向が天体の意味合いのように強調されます。もしくは木星と土星のコンジャンクションを指す場合もあります。

Tスクエア

Tスクエア

180度のアスペクトに90度のアスペクトが加わり、ホロスコープ上にTの字が形成されることを「T(ティー)スクエア」と言います。180度の緊張感、90度の広がりを持つためにとてもプレッシャーは強いですが、より多角的に物事を見ることが出来たり、安定感の中で発展を見出したりすることができる角度です。どのサイン、ハウス、どんな天体が入るかで出方が変わってきます。

グランドクロス

グランドクロス

Tスクエアにさらに90度が加わり、ホロスコープの中に十字を描くのが「グランドクロス」です。互いが互いを見張るような位置関係なので、Tスクエアよりもとてもエネルギッシュです。

グランドトライン

グランドトライン

「グランドトライン」はホロスコープの中に正三角形が作られます。頂点に立つ天体が同じエレメントでまとまり、一つの方向性に特化して健やかな関係性になります。

メディエーション(調停)

メディエーション(調停)

「メディエーション」は180度、60度、120度の組み合わせでホロスコープに直角三角性が作られます。180度の緊張状態を間に立つ天体が、緊張を和らげて調停します。

ヨード

ヨード

一つの天体に二つの150度が形成され、2等辺三角形が出来上がるアスペクトを「ヨード」と言います。別名“神の手”などと呼ばれ、宿命的なアスペクトとされています。150度は先でも書いた通り全く傾向が違うものですが、それが60度をとっていることにより、どうにも無視することはできない葛藤が生まれます。

ノーアスペクト

ノーアスペクト

アスペクトをとる天体があれば、同時にどこともアスペクトをとらない天体も存在します。アスペクトをとらない天体、「ノーアスペクト」は孤立しています。その天体の働きがピンポイントで過剰になったり、むしろ存在感が消えたりします。比較的よく知られているのは“ボイド”でしょうか。月に惑星がアスペクトをとらない時間帯を「月のボイド」と呼び、重要な決めごとや話し合いを避ける人もいます。

今回はホロスコープを読み解くうえで欠かせない、アスペクトについてまとめてみました。今後、サインやハウスの意味についても解説するのでお楽しみに!