ホロスコープの見方は12ハウスの意味と象徴を知ることがポイント◎

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ホロスコープの見方は12ハウスの意味と象徴を知ることがポイント!

今回はホロスコープを見る上で重要な「12ハウス」について解説します。12ハウスはサインとの違いがつかみ辛いところがあるかもしれませんが、天体がキャラクター、サインはその天体を彩る服、ハウスは“シチュエーション”だと考えると、ホロスコープが読み取りやすくなりますよ。

執筆占い師:鳥乃木色さん
10代に占星術と出会って価値観が一変。学べば学ぶほど広く深い占星術の世界に魅了され、気が付けばプロの占星術師へ。他にはテディベア作家という一面も。自称“マイペース占星術師”です。

12ハウスとは?

12ハウスとは?
※時間によってハウスの場所が変わります。

占星術には「12ハウス」という概念があります。12サインは、黄道と春分点を基準に30度ずつで分割したものでした。ハウスは、地球のとある地点、とある時刻に天空を眺めた時の方向を示します。

ホロスコープには大きな枠組みとして、「アングル」と呼ばれている4つのポイントがあります。

ホロスコープ、アングル

・東の地平線と黄道が交わる点 Asc(アセンダント)
・西の地平線と黄道が交わる点 Dsc(ディセンダント)
・黄道で一番高い点 MC(メディウム・コエリ)
・黄道で一番低い点 IC(イムム・コエリ)

この4つのポイントを軸に、時間で12個に区切ったものがハウスです。また、12サインとは異なり、ハウスの角度は30度ずつとは限りません。この区切り方は、実はいろいろなハウス・システムによって違います。

コッホ
プラシーダス
ソーラーハウス
ソーラーサイン
イーコールハウス
レギオモンタナス
ホールサイン

大きく分けると「時間」で分けるもの、「空間」で分けるものに分けられます。

「プラシーダス」が一般的

今回は現代の占星術においてよく使われている「プラシーダス」のハウスシステムで説明していきます。プラシーダスは、現代占星術の父といわれるアランレオも使っていた、かなりポピュラーなハウスシステムです。緯度が高いところでは偏りが大きくなるという欠点がありますが、人気の高い分割法です。

現代占星術と伝統占星術では使うハウスシステムが違いますので注意するようにしましょう。以前、サインにはそれぞれこんな傾向がある、というお話をしましたが、ハウスではもう少し“シチュエーション(状況)”が具体的になります。

アングル「Asc、MC、Des、IC」

この1から12までのハウスの流れは、1ハウスで誕生、2ハウスで両親に出会い、3ハウスで兄弟が誕生する…といったように、人一人の“人生”になぞらえることもできます。これは1から順に反時計回りで考えていく考え方ですが、逆に、1を起点に12、11、10と時計回りに考えていく考え方も両方あります。時計回りの場合、Asc(アセンダント)が幼年期、Mc(エムシー)が青年期、Des(ディセンダント)を中年期、IC(アイシー)を老年期と言われています。

例えば同じ日に生まれた人でも、夜明け近くに生まれた人は、Asc近くに太陽をもって生まれてきます。お昼であればMCの近くといったように、ホロスコープの骨組みがどこになるかがまるで変ってきます。

ハウスの意味

  • 1ハウス(Asc)自分自身
  • 2ハウス 自身の所有物
  • 3ハウス 通信、兄弟姉妹、隣近所
  • 4ハウス(IC)家庭、両親(父親)
  • 5ハウス 楽しみ、子供、作品
  • 6ハウス 健康、労働
  • 7ハウス(Des)協力者、パートナー、取引相手
  • 8ハウス 死、相続、先祖
  • 9ハウス 長い旅、遠方、外国
  • 10ハウス(MC)地位、権力者、母
  • 11ハウス 友人 親友
  • 12ハウス 見えないもの 

ここにサインという色が足され、天体という役者が入ってくると、物事がかなり具体的に捉えることができます。しかし、天体は10しかないわけです。ここに入る天体がない場合はどうなるのか?というと、そのハウスのカスプ(ハウスの境界線のこと)がいるところのサインの「ルーラー(支配星)」を確認します。

サインの支配星一覧

牡羊座 火星
牡牛座 金星
双子座 水星
蟹座 月
獅子座 太陽
乙女座 水星
天秤座 金星
蠍座 冥王星(火星)
射手座 木星
山羊座 土星
水瓶座 天王星(土星)
魚座 海王星(木星)

カスプの読み方例

例えば下のホロスコープでは、1ハウスには天体が入っていません。この場合、1ハウスのカスプ(Asc)が魚座のサインの支配星である、木星を見ます。1ハウスには木星が入っているのと同じような解釈をします。

ホロスコープ、カスプの読み方例

アングル簡単鑑定方法

個別のハウスの説明に入る前に、アングルを軸にホロスコープを大まかに見る方法をお教えしたいと思います。ご自分のチャートが出せる人はぜひお試しください。

①まず、Asc、Dscを軸にして、上下どちらの天体が多いか見てみましょう。上に多い場合、社会での活動が重視され、下が多い場合はプライベートが重視されます。

②次に、MC、ICを軸にして、左と右、どちらが多いでしょうか?左が多い場合、自分を軸にして行動します。右が多い場合は他者との係りを軸にして行動します。

それでは、各ハウスの意味をご紹介しましょう。

第1ハウス(Asc)

その人自身を指します。その人の持つ性質性格健康を現しています。Ascは第一印象外見なども表れると言われています。また、本人、そして自営業の場合は本人が属している団体等を差します。ここに何か天体が入っている場合、その天体がその人の在り方に強く影響を与えるということになります。

象徴される事柄:頭部、顔、自分自身、自分自身の体、所属している団体、自国、東

第2ハウス

基本的な意味は自身で自由に使えるものを指します。自分自身の財産なども相当しますが、あくまで自分の自由に使える範囲です。直結するとお金ですので、すぐに自分が自由に使えないものは第2ハウスには入りません。また、本人のお金を稼ぎだす才能お金に対する価値観などもここに当たります。ここに天体が入っている場合、その天体がその人の財産や才能、その考え方にも影響を与えます。

象徴される事柄:口、のど、声、資産、財産、才能

第3ハウス 

流動、短期的な動きを意味します。身の回り、ご近所の範囲です。身近なものの捉え方、身近な範囲でどうふるまうか。学習の基礎もここが示します。旅行もここで担当しますが、移住や長期留学となると、第3ハウスではなく第9ハウスの役割になります。あくまで必ず戻って来られる範囲が3ハウスです。 このハウスに天体が入っている場合、身近な範囲や物事の学習の仕方などに対して影響を与えます。

象徴される事柄:腕、手、肩、商売、小旅行、兄弟姉妹、学習、コミュニケーション

第4ハウス(IC)

家庭やルーツにあたるところになります。両親(特に父親)もここにあたります。その人や事柄の基盤が集約されています。社会で活躍するにはしっかりとした基盤が必要です。家庭など、自身がしっかりと根を張る場所ですので大事な場所です。このサインに天体が入っている場合、ドメスティックな事柄やその人のルーツなどの意識の在り方に影響を及ぼします。

象徴される事柄:胸、肺、先祖、家、土地、地下、北

第5ハウス

楽しみ、クリエイティブなこと、子供などを示します。人生における自発的な楽しみはここに集約されます。誰かが与えてくれる楽しみではなく、自分自身が作り上げていきます。自己表現の室といわれることもあります。このハウスに何か天体が入っている場合、創作意欲や、物事を楽しむ姿勢、子供(自身の子供への考え方)などの影響を見ることができます。

象徴される事柄:心臓、腹、脇腹、背中、子供、作品、妊娠、娯楽、芸術、スポーツ

第6ハウス

健康労働を示します。“奉仕のハウス”といわれることもあります。個人の場合は健康状態や働き方を見るのに使うことが多いです。健康を保つために習慣化されることなどもここにあたります。このハウスに天体が入っている場合、なにかしら健康上の気配りが必要だったり、働き方の癖などに影響が出たりします。第6ハウスは小動物(人が乗れないくらいの大きさの動物)も示しすので単純にペットを飼っている、といったことも。

象徴される事柄:下腹部、腸、病気、病院、感染症、労働環境、公務員、雇用人、小動物

第7ハウス(Dsc)

第1ハウスの反対側にいる第7ハウスは、相手、パートナー協力者を示します。“パートナー”と一言にいっても、様々なパートナーがあります。結婚相手、唯一無二の親友、ビジネスパートナーなども7ハウスにあたります。1ハウスがその人自身の身の回りを指し示すとしたら、7ハウスは自分で選び取ってきた環境とも言えます。このハウスに天体が入っている場合、パートナーや社会、環境などへの意識に影響を与えます。

象徴される事柄:生殖器、骨盤、腰回り(へそから臀部)、協力者、パートナー、親友、ライバル、西

第8ハウス

第2ハウスの反対側にある、第8ハウスは、伝統的には“遺産の室”とされています。現代では自分では自由に使えないお金人と深く共有することなどを現します。基本的な意味としては相続、死があげられます。2ハウスが自分の自由に使えるものだとしたら、8ハウスは他者のお金所有物が相当します。また、死というのは比喩的な表現ではなくそのままの“死”を意味します。自分自身のままならないもの、人がここに入ります。このハウスに天体が入った場合、何かを相続、継承、また相手の懐に入っていくような事柄への影響が考えられます。

象徴される事柄:排泄器官、直腸、パートナーのお金、遺産、継承、死、後継者、借金

第9ハウス 

第3ハウスが近隣、短期的な範囲だったのに対して、反対側の第9ハウスは長期的な動きを現します。向上心など、より高みを目指します。高等教育、哲学、教師、信仰心などもここにあたります。神様や信仰、真理など、その人にとってのより高みに向かう場所を現します。このハウスに天体が入った場合、その人の向上心、信仰心等に影響を与えます。

象徴される事柄:臀部、外国、夢、予言、祝日、長期的な旅行、巡礼

第10ハウス(MC)

身分、地位を現します。ホロスコープの中で一番高い場所にあり、社会の中でその人が到達できる限界物事の結果も表します。第4ハウスが父であるなら、第10ハウスは母を現します。この、父、母、というのは第1ハウス(本人)にとっての母親です。このハウスに天体が入っている場合、社会の中で達成する役割というものに影響を与えます。

象徴される事柄:大腿部、下腿、膝、母、権力者、仕事、結婚、南

第11ハウス

第5ハウスがその人が盛り上げていく喜びだとしたら、11ハウスはその人と仲間が創り上げていく喜びです。友人を示しますが、特定の友人個人というよりはもう少し漠然としたサークルや趣味嗜好を共にした仲間のような関係性にあたります。このハウスに天体が入っている場合、その人の仲間意識や漠然とした希望などに影響を与えます。

象徴される事柄:脛、踵、親友、希望、議会、立法

第12ハウス

秘密、隠れたものなどを司ります。他のハウスでは様々なことが明らかにされてきたのに対して、ここは実体のないもの隠してきたことを指します。出所のわからない悪い噂などもここにあたります。スピリチュアル潜在意識など自分では知覚しにくいこともここに含まれます。このハウスに天体を持つ場合、その人は漠然とした不安や喜びを持っているかもしれません。どんな影響かは天体によって変わります。

象徴される事柄:足、つま先、見えないもの、隠されたもの、実体のないもの、刑務所

ホロスコープは何度も読んでみよう◎

ハウスは物事をより限定していきます。その人、その状況にどのハウスが当たるのか?というところが重要です。サインと天体だけだとボンヤリと何にでも当てはまるような気がすることもありますが、ハウスが加わることでとてもメリハリが出てくるのです。

天体、サイン、ハウスを掛け合わせて読むことができるようになれば、占星術の基本としてはまずまずではないでしょうか。いろんなパターンで何度も繰り返していくうちに応用もスムーズにできてきます。

占星術は繰り返し様々なチャートを見ることで、いつも新しい発見が出てきます。今回はすぐに使える知識だけに特化しましたが、それがなぜ、どんな風に定められてきたのか、ということも気になられたら、ご自身で調べてみると面白いと思いますよ。

オンライン占いサイト「ウラクル」