【ホロスコープ】10天体の意味と象徴、年齢域について説明します!

占い全般

皆さんが普段目にする12星座占い、不思議に思ったことはないでしょうか。なぜたった12個で人の運勢が分類されるのか?これにはちょっと仕組みがあり、10個の天体がかかわっています。占星術師の鳥乃木色さんがホロスコープを読むのに必須な10天体の意味と象徴、また年齢域についても説明します。

執筆占い師:鳥乃木色さん
10代に占星術と出会って価値観が一変。学べば学ぶほど広く深い占星術の世界に魅了され、気が付けばプロの占星術師へ。他にはテディベア作家という一面も。自称“マイペース占星術師”です。

ホロスコープ主要の10天体

ホロスコープ主要の10天体

以前の12サインの意味についての記事では、占星術は地球を中心にして宇宙を天球として捉えており、12星座は本物の星座ではなく、地球を中心にして12個に切り分けたものとお伝えしました。その12個の天球の中に現代の占星術では「10個の天体」が収まっています。(古典の占星術では7個です)

月 水星 金星 太陽 火星 木星 土星 天王星 海王星 冥王星

これらの天体が人が誕生したその瞬間に、地球の周りに散らばっているのが描かれたもの、それがホロスコープです。誰もが10天体を12サインのどこかに持っているのです。

生まれた瞬間の10天体の意味を読み解く

ご自分の「月星座」をご存じでしょうか?最近は月星座もずいぶん浸透してきたように感じます。それと同じように、皆さんは自分の「水星星座」「金星星座」「火星星座」というものも持っています。今回は基礎知識として外せない、10天体のことを説明していきます。

よく見かける星占いは「太陽星座」だけ

普段目にするテレビや雑誌の裏などの占星術は「太陽星座」だけを取り上げています。これは、太陽が私たちを象徴するのに非常に大きなものだからであり、万人が読めるものにするための最大限の簡略化なのだ、と思ってもらえたらと思います。とはいえ、せっかく読んだのに当たっていないのでは面白くないですよね。

10天体の意味と象徴

10天体の意味と象徴

10天体の意味と象徴だけにかかわらず、その天体が私たちの心にどんな風に受け取られているのかを着目してみましょう。また、天体には「年齢域」という考え方があります。今回はその部分についても説明していきます。

年齢域について

例えば人が生まれたばかりの意識的行動の少ない「幼少期」「月」が担当しています。自分のお子さんの“性質”を見たいとき、幼いお子さんであれば、太陽よりも月を重点的に見ると良いでしょう。また、20代の太陽の年齢域以降はその時の年代の惑星と、太陽、両方を加味してみるといいと思います。あくまで、一人10天体を持っていて、その中でどんな天体が強く出ているのか、がポイントです。

個人天体

個人天体

月、水星、金星、太陽、火星は「個人天体」と呼ばれています。その人の生まれたホロスコープを読む際に、その人個人に大きく関わってくる意味を持つ天体です。

10天体の中で月だけが地球の衛星で最も小さな天体です。しかし、他の天体を知らなくとも月と太陽を知らない人は滅多におらず、とても大きな存在として、地球、そして私たちの心に映し出されています。約28日でホロスコープを一周します。

個人のホロスコープを読む際は子供のころからの感情の癖、気持ちのもち方、安心感を持てる事柄、リラックスした状態感受性の強さを意味します。女性の場合は妻となった場合のその人の姿を現します。男性の場合は、理想の妻像、本人の捉えうる母性の場所などを示します。

月がポジティブに働いている時、その人は気持ち良く、物事を受容します。くつろいでいて、安心感、安定感があります。ネガティブに働いている時は感情的になりすぎたり、自分の気持ちに対して厳し過ぎたりなどの傾向が現れます。

個人の領域:幼少期(約0~7才)
主な象徴:母親、日常的な習慣、胃、乳房、銀、大衆

水星

水星は月の次に動きの速い天体で約88日間でホロスコープを一周します。太陽から28度以上離れることがなく、年に数回逆行します。流動性を示していて、それが何であっても動きのあるものは水星の担当になります。こう表現すると分かりにくいのですが、人と人を結んでいる、その間にある手段などを指すことが多いです。商売、それにまつわる流通、情報の伝達などは水星の担当です。

個人のホロスコープを読む際には、その人の社交スキル、学習スキルなど、生きていくための手段のとり方、人生を渡る要領の良し悪しなどを見ます。水星がポジティブに働いている時は、コミュニケーション能力が高く、要領が良いでしょう。ネガティブに働いている時は、何かを習得するのに苦労が多かったりすることもあります。

個人の領域:学童期(約7~15歳)
象徴:兄弟姉妹、中性、仲介人、神経全般、水銀、交通、通信、メディア

金星

明け又は宵の明星と言われ、太陽と月に次いで明るく輝く天体です。太陽からは48度以上離れることはありません。約224日をかけてホロスコープを一周します。約1.6年に一度逆行します。愛と美と調和を示します。もっとシンプルに言えば、楽しいこと、可愛らしいこと、美しいことなどです。

個人のホロスコープを読む際には、その人にとっての美学、趣味、嗜好としてみます。ポジティブに働けば、周囲との調和を図り、優雅に物事を楽しむのが上手な人となります。ネガティブに働くと享楽的、自堕落な傾向として出ることもあります。

個人の領域:主に思春期(約15~24歳)
主な象徴:腎臓、腰、ホルモン、ファッション、財産、若い女性、子供、銅

太陽

太陽があるからこそ、私たちはこの地球で生きています。ご存じの通り、太陽系を統べる中心の天体ですね。太陽は日食を除き、常にかけることなく逆行することない、最も安定した天体です。365日をかけてホロスコープを一周します。エネルギーの源や、核になる存在を象徴します。その場において最も強く、根底的、代表的な存在を示します。

個人のホロスコープを読むときは、その人の社会において在りたい姿、最も意志が強く現れる所としてみます。ポジティブに表れる場合、リーダーシップにとんだ、強い意志の持ち主となりますし、ネガティブに表れると、押しつけがましさや、自意識の過剰さが現れます。

個人の領域:青年期(約24~34歳)
主な象徴:夫(女性にとってのみ)、リーダー、国家元首、心臓、顕在意識、ゴールド

火星

輝き方が、地球との距離でむらのある、鈍い赤い光を放つ星です。あの赤い表面は酸化鉄に覆われているそうです。約687日でホロスコープを一周します。約2年に一度逆行します。積極性を象徴し、目標に向かって追及するエネルギー、障害をも乗り越えて果敢に挑むといった姿勢のエネルギーです。かつては凶星として扱われてきましたが、物事を推し進め勝ち取るということも時として必要です。現代占星術では吉凶にとらわれずに、エネルギーに溢れていると考えます。

個人のホロスコープを読むときは、その人の積極性のありか、闘争心の湧くところなどを示します。ポジティブに表れれば、困難をものともしないエネルギッシュさやキレの良さが現れます。ネガティブに表れると短気など、上手に自分のエネルギーを出すことが困難な場合もあります。

個人の領域:壮年期(約34~45歳)
象徴:積極性、軍隊、情熱、活力、争い、事故、災害、ケガ、急性疾患、炎症、鉄

世代天体

世代天体

その人が生まれたホロスコープを見る際、同い年や前後する年代を象徴する天体「世代天体」と呼びます。

木星

太陽系の中で、太陽に次いで大きい天体で、夜に一際明るく、輝く姿を見つけやすい星です。約12年をかけてホロスコープを一周し、約一年に一度逆行しながら一つのサインに留まります。同い年の方はほぼ同じサインに木星が入っていることになります。そのことから、保護を象徴します。幸運や発展を促してくれるとされ、吉星として扱われています。

個人のホロスコープで読むときは、おおらかに育てていけるポイントとして読みます。その人にとっての正義や善良にあたるところを担当します。その学年のカラーとしても読み取ることができます。ポジティブに働くときは、先ほど書いたような幸運や発展性、寛大さが発揮されますが、ネガティブに働くと、際限のない怠惰などにつながります。

世代の領域:中年期(約45~57歳)
主な象徴:拡大、援助、銀行、思想、宗教、肝臓、肺、肥満、錫

土星

木星の次に大きな天体で、美しい輪を持ちます。太陽系の中では肉眼で見える限界でもあります。約29年をかけてホロスコープを一周します。約一年に一度逆行をしながら約2年半をかけて、一つのサインを通過します。木星同様、同年代前後の人とは同じサインに土星が入ることになります。よって、こちらも世代の領域を受け持ち、制限を象徴します。人間は時間や物体を超越しうるでしょうか?どうしても“限り”が出てくるように思います。土星はその限りを担当します。かつては凶星として扱われてきました。今でもどうしても物事の終わりや制限に出てくるので辛い感情を起こさせる側面はありますが、同時に人間の成長に不可欠な要素としても受け取られています。

個人のホロスコープで読むときは、その人のコンプレックス苦手なこと、許せないこととして読んでいきます。ポジティブに働いている時は、忍耐強く物事を実現させる、頑強さとして表れます。ネガティブに働くと、狭量で頑固であったり、厳しくなり過ぎたり、逆に忍耐そのものが受け入れられないというような出方をすることも。

世代の領域:老齢期(約57~70歳)
象徴:老人、抑うつ、農業、不動産、地下資源、時間、骨、皮膚、脾臓、慢性病、鉛

社会天体

社会天体

「社会天体」は肉眼では見ることのできない、比較的近代に発見された天体です。発見された経緯なども星の意味に大きく関わってきますのでその辺りも紹介します。一つのサインに数年から数十年留まるため、その期間の社会の傾向を象徴します。個人のホロスコープで天王星、海王星、冥王星が他の天体に強くアスペクトをとっている時は、その社会背景と自分がどんな関係を持っているのか考えます。

天王星

天王星は1781年にイギリス人の天文学者ハーシェルによって発見されました。この頃は産業、政治共に革命、革新に満ちた頃でもあります。土星の次に大きい星で、自転軸が横倒しになっていて、縦に自転しています。約84年かけてホロスコープを一周します。毎年、一年のうち5か月くらいは逆行します。一つのサインに約7年留まることから、社会のムーブメントを見ることに使われます。

年齢域は70~84歳とされ、仕事を引退した後の年代と扱われることも。変化、改革を象徴します。ただの変化ではなく、世界がひっくり返るような、大きな変化を表します。ポジティブに働けば、人や世の中を躍進させるような変化をもたらします。ネガティブに働いた場合、受け入れがたい奇抜さ、社会に対して反逆的ととらえられることもあります。

年齢域:70~84歳
象徴:改革者、天文学者、新しい技術、分裂、ハイテクノロジー、発明、ウラン

海王星

太陽系の一番外側を公転しています。海王星は1846年に天文学者のヨハン・ゴットフリート・ガレによって発見されましたが、観測される前に、位置が先に予測されていた天体でもあります。かの、ガリレオ・ガリレイも、2回ほど観測しているのですが、その時は惑星ではなく恒星だと誤認していたそうです。約165年かけてホロスコープを一周します。毎年一年のうち約5か月逆行します。1つのサインには10数年留まりますので、その社会の空気、カラーなどを象徴します。

年齢域は約84~99歳とされ、この世とあの世の境目位なのでこの辺りに来ると年齢域として考える必要はないかもしれません。見えないものを象徴します。幻想神秘といったものや、香りやガスのような、触れられないけれど存在するものなども示します。ポジティブに表れれば素晴らしい幻想(ファンタジー)の共有、芸術などに表れることもありますが、ネガティブに表れた場合は、混乱、酩酊、嘘、現実逃避等に表れます。

年齢域:約84~99歳
象徴:潜在意識、妄想、中毒、夢、薬物、スピリチュアリズム、石油

冥王星

1930年にアメリカの天文学者が発見しました。もとは代用系の惑星として認知され、これ以上外に惑星が見つかることはないであろうとのことから、冥王であるプルートの名を名づけられました。月よりも小さく、2006年には天文学会より準惑星に降格されています。現代占星術では重要な役割を持つとして活用されています。約249年をかけて、ホロスコープを一周します。その軌道は楕円を描き、一部は海王星の内側に入っています。毎年、一年のうち約5か月逆行します。一つのサインに留まる期間もまちまちで、十数年から何十年にも留まり続けることもあります。社会天体として、その時代背景、死生観を示します。

年齢域は約99~115歳となります。極限を象徴します。つまり、物事の限界を担います。かつては土星が担当していた部分を発見されて以来担ってきました。ポジティブに捉えるならば、物事の再生、極限状態からの変化などがあげられますがネガティブな面としては、すべてを破壊しつくすような恐ろしさがあります。分けて書いては見ましたが、破壊と再生のような、吉凶混合的な要素が強いかもしれません。

年齢域:約99~115歳
象徴:威圧感、リセット、死生観、巨大権力、暴露、プルトニウム

10天体はホロスコープを彩る

10天体はホロスコープを彩る

以前書いた12サインやアスペクトの説明と共に、どのサインにどの天体があるかがわかると、ご自身もまた違って見えてくると思います。ご自身のホロスコープを作れるアプリやサイトもたくさんあるので、ぜひ試してみてください。まずは、太陽と月を見てみましょう。あなたはどんな人ですか?次に水星、金星、火星も見てみましょう。どんな方法が得意で、どんなことが楽しくて、どんなことで元気になるのでしょうか?

社会での自分がしっかりと出来ている人は次の段階である木星、土星を見てみるのもいいです。次の世代のどんなところを伸ばしてあげられるのか、社会の厳しさのどんなところを伝えられるのか。自分でわからない時はもちろん占星術師に読んでもらうのもいいでしょう。占いの使い方がわかると世界がまた一つ広がります。ぜひ楽しんでくださいね。

オンライン占いサイトウラクル