自分らしさって何だろう?海外在住占術家が感じる日本人の可能性“占い”でできること

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自分らしさって何だろう?海外在住占術家が感じる日本人の可能性“占い”でできること

この記事ではKentarot ケンタロウさんがインタビュー記事には載せきれなかった、海外移住でのさまざまな気づき、体験、日本のことをシェアしてくれています。海外、移住、占いやスピリチュアルの分野に興味のある方は必見の内容です!

しがらみのない海外へ

私と家族は今までの知識や経験、人間関係や親戚付き合いなど、それらが影響しない環境に身を置き、全く新しい体験をしてみたい、という思いで何も心配のなかった日本の生活を手放しました。今は何もしがらみのない海外の生活を送っています。カナダそして現在はオランダにいますが、多様性の素晴らしさと大切さ、本当の自由の重要さと責任感。これらを体感して学んでいます。

生活で感じられる「多様性」と「個性」

生活で感じられる「多様性」と「個性」

実際に海外で生活して痛感していることは、日本以外の方が「やりたいことをやる」にはやりやすいと実感しています。特にカナダバンクーバー、オランダハーグは移民が当たり前の都市です。子供が通う小学校の校門。一番目立つところに貼ってあったポスターは『We are all Different together!』。夫婦で通ったカレッジにも『Different is Beautiful』の標語が。様々な考え方や価値観、良い悪いの判断基準が入り乱れています。

みんな違って、みんないい◎

みんな違って、みんないい◎

ここでは多様性が認められ、肯定され、奨励されていきます。その結果、個人が尊重されて、その人らしさが称賛されます。そして逆に周りから「あなたらしさは何?教えて」と求められます。自分の意志や考え、やろうとしていること、やりたいこと。私も妻もそれを即答できる人達を目の当たりにして「これだ、この世界だ」と実感しました。

それぞれが違うからこそ美しいこの世界。自分がやりたいことをやろうとする、そのオリジナリティを肯定して尊重してくれる文化と空気感は、なかなか日本の中にいると実感できないものかもしれません。オランダの小学校では家族全員同じ苗字は少数派です。また男女の性別、年齢を問わない場面も増えてきています。逆に個人の性の感覚を認めない場面、個人の実力を尊重しない場面は強く批判されるのです。

自由と責任の真意

自由とは、精神的に考え方や感じ方に矯正や束縛がない状態のことを指します。決して物理的に解放されている状態のことではなく、“精神性の自由”についてお話しをしたいと思います。まず「人間の目的は自由になること」ということが大前提です。表現は異なりますが、今や身近になったヨガの教えのひとつでもあるように、主な宗教の教えにも共通しています。

自由と責任の真意

自由には責任が伴います。自分に起こる出来事は全て過去の自分の行いの結果です。誰かのせいでも、誰かのおかげでもありません。たとえその結果が望まないことでも受け取る必要があります。どんなに他人に押し付けたとしても必ず返ってきます。自分が撒いた種は自分で刈り取る。それが自由の結果、受け取るべき責任です。

自由を手に入れるために、今与えられた責任をひとつひとつ果たしていきます。簡潔にすると「責任を果たしながら自由に向かって生きていく」。これが私たち人間の共通の使命と言えるのではと思います。律義正しい日本の社会では、ついつい他人が準備してくれたレールの上で過ごしてしまい、自由にも責任にも鈍感になりがちです。私は自主自立が際立つ北米と欧州の文化に触れてそのことに改めて気付かされました。

海外から見る“日本人らしさ”

海外で生活している中で、日本人らしさというものが見えてきます。思慮深く、表に出さず、潔く良く、自己犠牲をして耐え忍び、奥ゆかしきこそ、あはれなり。これが日本人の特徴だと感じています。

海外から見る“日本人らしさ”

日本人だからこそ、古い価値観を更新して、一人一人が自分らしくいること。その集まりが家族であり、そのコラボレーションが夫婦ともいえます。私たち日本人は無限の可能性を秘めていて、今後は今まで我慢していたものが開花されていくのではないでしょうか。

自分ファーストの海外、日本人は?

カナダのカレッジ、レストランでのアルバイトなど様々な国籍の留学生や移民と接する場面がありますが、まずは自分を主張します。日本のように空気を読んで相手に譲るなどはありません。小学1年生からみんなの前に立ってひとりでプレゼンテーションする授業があります。カレッジの教え方と全く一緒だったのが印象的でした。

・相手を立てて自分は控える(人間関係)
・外に表現することなく内に秘める(精神性)
・あらゆることに見えない力を感じる(神秘性)

私達日本人はこのような傾向、気質、感性を持っていると感じます。何かに悩んだときにも、人に打ち明けない、ひとりで抱え込む、祈る拝む念じる、ということになりがちのようです。

戦後掲げられた「理想像」がそのままに

戦後掲げられた「理想像」がそのままに

どうしても私達日本人はついついお手本を設定してしまいます。こうなるべき、これが理想、みんなでこれを目指しましょう。なぜなら小学校の頃からこの姿勢を身につけさせられているからです。例えば教室の黒板の上にあったクラス目標は以下のようなものだったと思います。

みんなニコニコ明るい子
誰でもやさしく思いやり
元気にあいさつ気持ちよく

それに合っていればマル。それに合っていなければバツ。本当でしょうか。明るくないと不合格でしょうか。元気がないと怒られて当然でしょうか。確かに戦後間もない時代には、国力を底上げするために効率的なやり方だったのかもしれません。高度経済成長期では企業も従業員の統一が必要で、お手本(マニュアル)がなければ困ります。

“わたしらしさ”を表現する時代へ

“わたしらしさ”を表現する時代へ

しかし、時代は変わりました。たったひとつのお手本、唯一のあるべき姿、求められる理想像、という発想はあまりにも古くなっています。その人らしさ、オリジナリティを表現してもいい時代になったんだ。ということが今の時代の流れなのではないかと感じています。

また、決してこれからはこうあるべき、これが求められている、などということはないのです。古い価値観を更新して、ひとりひとりが自分らしくいること。今まで我慢していたものが開花し、私達日本人には無限の可能性が秘められているのかもしれません。

特異な国「日本」

特異な国「日本」

海外に身を置いて体感して分かったのは日本の霊性の高さです。島国である理由、森林、湿度、地震、戦争の理由。神道、仏教、キリスト教、様々な宗教の交差点。地元に神社、通りにお地蔵さん。相撲に剣道、柔道、弓道。いただきますから、ごちそうさままで。あらゆる物ごとに神々しさ(こうごうしさ)が際立ちます。

選手達の立ち振る舞い

そしてその土壌で生まれ育つ私達日本人。勤勉でまじめ、律義で正確、そして何より精神力の強さ。例えばスポーツの世界大会などで。その勝負の結果ではなく、選手達の立ち振る舞いに精神性を見ることができるでしょう。どの強豪国のどの剛腕選手よりも、日本人選手の礼儀礼節、所作作法に神々しさすら感じます。

またそれを観戦している観客の態度や行いも称賛されています。このように日本は、世界196か国の中でも大変に特徴的な国です。もちろん国によっては精神性の高い特定人物は存在します。しかし日本のように、それが“生活習慣”にまで息づいて、国民全体に定着している国はありません。その精神性のおかげで、治安が保たれます。

高品質な日本製が生まれ各国で信頼を得ています。「日本人なら問題なし。」世界中を駆け巡る著名人は口をそろえてこう言います。文化遺産となった和食や伝統工芸。世界共通語の「いきがい」「もったいない」。様々な分野で日本の特徴が世界に浸透しています。

今、地球規模で大きな変動と転換を迎えている時代に、日本はこれからを先導する使命を担います。なぜならこの先の新しい時代は霊性を問われる時代だからです。今までのようなお金、家、土地、車、石油、鉱物などの物質的な価値は薄れていきます。なぜならすべて物ごとが「シェア」されるようになるからです。わざわざ個人が所有したり独占したりすることに意味がなくなっていきます。それらの物を掌握していた組織やシステムは崩壊するでしょう。

日本人男性はもっと占いを受けるべき?

日本人男性はもっと占いを受けるべき?

あまり性別を取り上げてはよろしくないのかもしれませんが、正直なところをお話しします。私が男性への占いが広がることを望むようになった理由は以下の3つです。

・男性の悩みの方が現実的
・男性の方がシンプルな答えを求める
・男性の方が次の行動に移しやすい

これらの理由から、ひとつの仮説を立てるようになりました。それは「男性こそ、小さなきっかけさえあれば、大きく変わることができるのではないか?」というものです。これらの考えは実際に男性と女性両方のご相談者様とのやり取りを通して感じたものです。

例えば片思いのお相手について占うとして、ご相談者様が男性の場合「いつ、どうすれば交際できるか」を知りたがります。そしてそれが分かれば、その時を待ち、その通りに実践するのみ。私ができることはせいぜい勇気ある一歩のための後押しのひと言程度です。現実的で、シンプルで、行動的です。もしご夫婦であれば、旦那様が占いやスピリチュアルに触れる機会が増えれば自分が本当に求めていることを見つめなおすきっかけになるでしょう。

社会優先から“自分優先”に意識を向ける

社会優先から“自分優先”に意識を向ける

周りからの評価は重要、だけどそれだけでいいんだっけ…確かに仕事は大切、でもその成功だけが幸せなのか…当たり前に思っていたけれど、妻と出会った意味はなんだろう…誰のために生きているんだっけ…。このように社会性最優先だった視点から、自分自身の優先度を上げていきます。

内面に意識を向けて、その幅を広げることさえできれば、帰宅後の食卓での会話も変わってくるでしょう。まだまだ日本は男性社会で世の中の仕組みも仕事も、男性主体が残ります。どうしても男性は、どれだけ世の中に認められるか、どれだけ社会から称賛されるか、常に周りからの評価を意識します。

占いを「自己実現」のツールに

占いやスピリチュアルが広く普及しているとはいえ、まだまだ圧倒的に女性が多いのが現状です。男性にも自己実現のツールのひとつとしてもっと利用していただき、占いやスピリチュアルなことに触れる機会が増えていけば、夫婦の問題だけでなく、人間関係自体も今まで以上に深い関係を築くことができると思います。理想の未来に辿り着くための、頼れるガイドにしてもらえればと願うばかりです。

広がる、占いの“スピリチュアル域”

私が考えるスピリチュアルとは「高い次元の意識になる状態」と定義しています。分かりやすく表現すると「目に見える物ではなく、目に見えない力を扱うこと」。例えば人の気持ち、感情、信念を働かせて現実的な物ごとを変えていくことです。それを踏まえると、スピリチュアルな領域とは「人の精神性を最優先する領域」と言えます。

広がる、占いの“スピリチュアル域”

おみくじ式の占いではいつどこで恋人と出会えるかと物質的な要素を占いますが、スピリチュアルな領域では「どんな感情でいればどんな恋人を引き寄せるか」ということを占うように変わってきています。物質的な領域から、精神的な領域への変遷ととらえられます。

ご相談者様の霊性の高さも変わってきています。今の時代の特徴は、ソーシャルネットワークとスピリチュアル。それらの拡充と普及に伴い、占い自体が広く浸透しています。著名なスピリチュアルリーダーが優しくて可愛い、魅力的なオラクルカードをリリースされているのを見ると、明るくオープン、キラキラと素敵な空気の中でポジティブを創り出していく、という占いのスタイルが一般的になりつつあります。

暗くひっそりと悩みを打ち明けて、ネガティブをあらかじめ知るのではなく、目に見えない力を信じていることが、その人を更に輝かせるものとして認識されるようにもなっています。悩みごと自体は昔も今も変わらないのに、その取扱い方が変わってきた、とも言えます。これらの流れは占う側の人間の功績ではありません。ひとりひとりのスピリチュアルのステージが上がっているのです。

スピリチュアルステージが上がっている理由

スピリチュアルステージが上がっている理由

私達ひとりひとりが必要を感じて霊性を高めている、と言って良いでしょう。過去の悲しい歴史を繰り返さないために、これからの時代に必要な感じ方、考え方、発言、行動を見極めようとしています。また私達人間も、もともとは宇宙の源にあるひとつの存在でした。そのことを踏まえると「宇宙的に求められている」と言っても間違いではないでしょう。ひとりの人間も宇宙の大切な“構成要素のひとつ”です。

その顕著な例は「自分占い」の普及です。今やタロットカードやオラクルカードは占い師だけのものではありません。書店で見かけた素敵なカードが気になってしょうがない、勇気を出して思い切って買ってみたという人が少なくはないでしょう。

ドキドキしながらカードを開くと、その絵だけでも癒される。難しいことは抜きにして、感性のままにどんどんメッセージを受け取ると「すごい、このカード、私の気持ちそのもの」「やっぱりそうか、痛いところをついてくるね」などと、当たるかどうかではなく、自分で自分を占って考え方や行動のための判断材料を手にすることができます。

“占い”をきっかけに…

“占い”をきっかけに…

これからは目に見えないもの、形のないもの。アイデアやひらめき、考え方や感受性、スキルや才能そのものの価値が高まっていきます。これらが生み出されるエネルギー源は個人ひとりひとりの精神性です。まさにご相談者様の霊性が高まる時代です。占いのすそ野が広がり、存在感が増している背景になっていると感じています。私も占術家として。そしてひとりの男性として、夫として、父親として。占いの力、スピリチュアルに秘められた偉大な力を信じています。

オンライン占いサイト、ウラクル